代表メッセージ
クリーンビジネスを世界に
祖父の八木春一が創業した八木春株式会社は100周年に向けて、力強く躍進の時を迎えました。私たちのビジネスの礎(いしづえ)となった「タオル事業」はクリーンで安全に人々の生活を守るためのアイテムとして多くのお客様に支持され、近年、時代の変化と共にその事業形態は発展的な変遷を迎えました。
その理由は現代表を務めさせていただいている私がこの事業にたずさわってきた直近の20年間、国内はもとより、世界中を視察し研究する中で「商品だけを見るのではなく、商品のライフサイクル全体を見ることが大切だ」という強い思いを抱くようになったことがきっかけです。
今や多くの繊維業者がリサイクル等への取り組みを試行錯誤しておりますが、八木春が考える商品のライフサイクルとは、原料調達→生産→流通→使用・維持→廃棄(リサイクル)という一連の流れを指します。そして、生産工程の染工場でも、生活者がかかわる使用・維持工程の洗濯においても、繊維と水は切っても切れない関係にあると気づかされたのです。
そして、命の源である水環境を自らの手で守っていくためにも洗剤等の薬物に頼らない洗浄や除菌を推進し、CO2削減に向けた取り組みを進めることで、エシカルな世界の実現を目指していくことこそが我々の使命であるという考えに至りました。
私達は、電解水の総合商社として機能水を使ったクリーンビジネスを展開し、海外ではインドネシアにおいてクリーニングビジネスを展開しています。八木春産業で研究開発やシーズ発掘をし、八木春株式会社で事業化を担っております。
我々が日本で育んだ衛生管理やクリーンビジネスのモデルを、東南アジアを中心とした発展途上国で広め、業界トップの地位確立を目指しております。そして、それこそが先進国である日本企業としての大きな責務だと心から信じております。
八木春株式会社 代表取締役
八木春産業株式会社 会長
八木 正浩